ちゃぶ台のトースト ~Akamaru Bakery Official Blog~

東京の雑司ヶ谷という小さな町の小さなパン屋「赤丸ベーカリー」のブログです。日常生活そのもののパン「ちゃぶ台のトースト」をモットーに、日々パンづくりに励んでいます。

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雑司「が」谷じゃない!

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 ここ雑司ヶ谷は、メジャーな町ではありませんのでご存知ない方が多いと思います。つきなみですが、このブログでも多少のご紹介をさせていただきます。
 まず、あらかじめお断りをいたしますが、豊島区役所が昭和41年の住居表示実施の際に、誤ってか、何も知らずにか、もしくは何も考えずに「雑司が谷」と決定してしまったため、戸籍も住民基本台帳も、郵便もあらゆる地図も「雑司谷」と表記されています。 
 しかし、私はこの町の歴史に想いをはせ、あえて「雑司谷」と表記します。何故かといえば、徳川八代将軍吉宗公がこの地で鷹狩りの折に、それまで様々に記されていたこの「ぞうしがや」という地名を「雑司ヶ谷村と書くべし」とお決めになったそうです。それをなぜ、わざわざ「」を「」に変える必要があるのでしょうか?!
 いやはや、ちょっと感情的になってしまいました。すみません。まぁ、気分的に「雑司ヶ谷」の方がちょっとカッコイイかなと個人的に思っているだけです。夏目漱石が眠り、子育ての仏神「鬼子母神」に見守られ、トコトコ走るチンチン電車が似合う街・雑司ヶ谷。今後、いろいろとご紹介させていただきます。
(注:都電の線路の写真は、地下鉄13号線工事前に撮影したものです)
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春一番

 昨日は風が強かったですね。春一番ということですが、また今日は寒くなってしまいました。こういう不安定な季節はパン作りには苦労します。c1fab4d6.jpg

 パン酵母(イースト)の最適な発酵には、室温、粉の温度、水温などの調節が不可欠です。少しでも生地の温度が高いと香りの良いパンにはなりませんし、逆に低すぎても充分な発酵が得られません。まあ、そこがパン作りの面白さでもありますが。
 店先の花もほんの少しずつですが春らしくなってくる今日この頃です。
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今日はラスクを焼きました

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 巷ではラスクが流行りつつあるようですが、ここ雑司ヶ谷で「ラスク」といえば、このラスクです。ずっと昔から。
 作っている本人が言うのもおこがましいのですが、これは本当においしいです。間違いなく「雑司ヶ谷で一番おいしいラスク」です。「日本一おいしいラスク」よりおいしい「雑司ヶ谷一のラスク」であると自負しています。言いすぎかな?へへっ。
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月曜日の約束

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 毎週月曜日の夕方にだけ「パン・ド・ミ」という山型食パンを焼いています。バゲットなどの堅焼きパンとの比較で、「中身の多いパン」を意味するフランス語ですが、フランスのパンではなくあくまでも日本オリジナルの食パンです。この名前の食パンは数多く存在するようですが、製法は店それぞれだと思います。
 私の場合は、前日に使用する小麦粉の半量を熱湯でこね、一晩冷蔵庫で寝かせます。その生地に、残りの小麦粉や塩、ミルクなどの材料を加えてミキシングします。そして、しっかりと発酵させた後に、蒸気を入れて焼き上げます。他の食パンと違い、砂糖を一切使用しないため、発酵が安定せず、さらに味のごまかしが利きません。食感と風味が命の難しいパンです。
 もちろん限定生産なのですが、私が勝手に命名した「パンドミ倶楽部」の常連のお客様だけで、8割方売れてしまいます。皆さんお約束どおり月曜日の夜に決まってご来店くださいます。本当にありがたく思っています。非常に気を遣う食パンですが、パンドミ倶楽部の皆さんの笑顔のためにこれからも頑張ります。
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はじめまして!

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 東京の雑司ヶ谷(豊島区)という小さな町の小さなパン屋のジャムお兄さんと申します。毎日、おいしいパンやプリンを手作りしています。
 小さなパン工場から見えるのは、焼きたてのパンをトレイにのせてレジへと向かうお客様の横顔と、店のガラス越しのちょっぴり寂しい商店街のいつもの風景。
 今日から、日記がわりにこのブログをはじめてみます。
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ジャム兄

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