ここ雑司ヶ谷は、メジャーな町ではありませんのでご存知ない方が多いと思います。つきなみですが、このブログでも多少のご紹介をさせていただきます。
まず、あらかじめお断りをいたしますが、豊島区役所が昭和41年の住居表示実施の際に、誤ってか、何も知らずにか、もしくは何も考えずに「雑司が谷」と決定してしまったため、戸籍も住民基本台帳も、郵便もあらゆる地図も「雑司が谷」と表記されています。
しかし、私はこの町の歴史に想いをはせ、あえて「雑司ヶ谷」と表記します。何故かといえば、徳川八代将軍吉宗公がこの地で鷹狩りの折に、それまで様々に記されていたこの「ぞうしがや」という地名を「雑司ヶ谷村と書くべし」とお決めになったそうです。それをなぜ、わざわざ「ヶ」を「が」に変える必要があるのでしょうか?!
いやはや、ちょっと感情的になってしまいました。すみません。まぁ、気分的に「雑司ヶ谷」の方がちょっとカッコイイかなと個人的に思っているだけです。夏目漱石が眠り、子育ての仏神「鬼子母神」に見守られ、トコトコ走るチンチン電車が似合う街・雑司ヶ谷。今後、いろいろとご紹介させていただきます。
(注:都電の線路の写真は、地下鉄13号線工事前に撮影したものです)